【テニス】クレーシーズンに突入

クレーコートのシーズンに突入したプロテニスツアーで、出鼻をくじかれた錦織圭は復活しつつある。モンテカルロでは感触が合っていないようだったが、バルセロナではフォアハンドウイナーも決まり始め、準決勝まで駒を進めた。ただ、メドベージェフにはいつものように相手のペースに合わせてしまって敗れたが、いわゆる「重い」ショットに中途半端に合わせるのを避けて強打にせざるを得ないということなのかもしれない。

一方の大坂なおみは、チームを離れていた茂木奈津子トレーナーが復帰した。なんとなく日本テニス界と距離を置き始めているように見えた大坂なので、これをきっかけに少し揺り戻しでくれればと思う。シュトゥットガルトの準々決勝では、ベキッチにバックハンド側を狙われて苦しんだ。ファイナルセット1-5から、最後は全豪決勝のように無表情になっての逆転勝利には感動したし、彼女の成長を感じた。腹筋を痛めて準決勝を棄権したのは残念だが、クレーでも十分戦える自信はついたと思うので、ローランギャロスに向けてしっかり準備して欲しい。