Nothing's Carved in Stoneのアルバム「Mirror Ocean」は2月に発売されていたのだが、iTunesでの配信は半年後。火曜日にようやくダウンロード可能になったので、さっそく購入した。すでにライブでも聴いたことのある曲も含まれているが、とにかくメンバーが楽しそうにロックしているのが印象的だ。
彼らがメジャーレーベルのエピックに所属していた時代は、アニメ番組やCM、ゲームなどとのタイアップをさせられ、売れ線な曲作りを強いられていたように思う。その頃もライブではクオリティを保っていたものの、スタジオ版の楽曲に「らしさ」を感じさせなかった。しかし、インディーズに復帰した後の「MAZE」、「Existence」に続く今回のアルバムもプログレの要素を散りばめたハードロックが冴えている。
このアルバムでは、村松拓の英語の節回しに大きな成長を感じる。生形真一の昔懐かしいギターソロのフレーズと合わせて、自分たちのやりたい音楽を楽しんで演奏しているところに共感できるし、またライブで聴かせてくれることを楽しみにできる。
