【大分―福岡】藤本の本領

後藤が欠場したゲームだったが、藤本が2年連続J3得点王の本領を発揮した。松本の右からのクロスにニアに飛び込みヘッドで合わせたのは、かなりハイレベルなプレーだった。馬場が不調で國分も決定機を逃し続ける中、藤本の存在感は傑出していた。

しかし、ボランチの選択はまたしても宮阪だった。丸谷を最終ラインに下げたものの、小手川を起用するという選択は、やはり後半のジョーカーとして川西を使いたい片野坂監督の意向なのだろう。ただ、今節は宮阪を56分に下げているので、さすがに次節は川西を頭から使うのではないだろうか。


大分 1-0 福岡(得点:藤本)

<GK>
高木  :6.5 ファインセーブを連発

<DF>
丸谷  :5.5 ビルドアップのポジショニングに課題
鈴木  :6.5 センターを堅く守る
刀根  :5.5 危険なロストあり

<MF>
松本  :6.5 アシストと再三の突破
小手川 :6  パスにやや精度欠く
宮阪  :5  相変わらず判断遅い
星   :6  スペース消されるも終盤は機能

<FW>
國分  :5  フィニッシャーの役割は無理
藤本  :7  絶妙のニア取りからゴール
馬場  :5.5 連携不足

<SUB>
川西  :5.5 戦術の問題だがキープできず
伊佐  :6  前線で奮闘
三平  :5.5 持ち味活かせず

<監督>
片野坂 :6.5 後藤不在のゲームで型作り結果残す

課題はやはりDFだ。刀根にも不安があるし、丸谷もまだまだ任せて安心できるレベルにはない。ブラジル人選手と接触しているという情報もあるが、前線ではなくDFの強化を最優先する必要があるだろう。