【東京都美術館】プーシキン美術館展

東京都美術館で土曜日に開幕したプーシキン美術館展は、ロシアに渡ったフランス絵画を堪能できます。日本人もフランスへの憧れは強いですが、ロシア人も相当なものだと思うのです。パリの石畳みの街並みや緑豊かな郊外の風景に、フランスを訪れたくなる衝動を覚えましたが、ロシア人も同じような思いでこれらの絵画を蒐集したのではないかと感じます。

構成としては、時代や画風とテーマとして描かれる主体によって分けられていますが、これがとても自然で、無理にはめ込んだ印象を受けないことくらい素晴らしいものでした。ルノワールやモネも、周囲の絵によって魅力が一層引き立てられていたのです。作品数も程よく、まだ混雑もしていなかったので、ゆっくり過ごすことができました。


7月8日までの長い会期なので、早目の鑑賞がオススメです。会期末に向けてテレビ番組で取り上げられたりすると、一気に人が集まってしまいますからね。

pushkin2018.jp/