【J3秋田ー大分】守り切った達成感

イメージ 1

アウェイチームがPKで先制したとすれば、主審は埋め合わせをしたくなるものだ。直後の場面であそこまで必要以上に行ってしまった伊佐のプレーは、やはり軽率だったのだと思う。しかし、その後の大分の戦術は見事だった。後藤の1トップで空いてしまうスペースには、八反田が姫野が、そして松本昌也が顔を出す。

そして68分には清本を下げ、山口貴弘を右センターに入れて3バックに変更する。黄誠秀と山口真司も含めて、5バックと言ってもよかった。秋田がサイドからのクロスにこだわっていたことは、大分にとってはやりやすかった。ミドルを打たれたり、速攻で攻められたほうが嫌だったはずだ。


秋田 0-1 大分(得点:後藤)

<GK>
修行  :6.5 安定感十分

<DF>
黄   :5.5 足元のテクニック不足も不慣れなSBで奮闘
鈴木  :7  クロスをことごとくはね返す
福森  :6  セーフティに徹す
山口真 :5.5 アーリークロス上がらず

<MF>
八反田 :6.5 広範なエリアをカバー
姫野  :6  前線にも顔出す
松本昌 :6.5 終盤に真価を発揮
清本  :5.5 まだベストフォームではない

<FW>
後藤  :6.5 後半は1トップで貢献
伊佐  :4.5 レッドカードは厳しいが軽率なプレー

 <SUB>
山口貴 :5.5 ヘッドの競り合いでは勝てず
吉平  :6  前線でしつこく追う
山岸  :評価なし

<監督>
片野坂 :6.5 10人での戦いで適切な交代

次節のガンバU23戦には岩田が帰ってくるはずだが、同時に相手にも堂安が復帰する。今の守備陣なら大崩れはしないだろうが、伊佐を失った攻撃陣が問題だ。キム・ドンウクを使うのか、あるいは三平が復帰できるのか。後藤の相棒がカギになるだろう。

今日の秋田は風が強く、後半の途中からは雨も降りだして観戦には辛い環境だった。専用球技場ではあるが、あまり観客目線で設計されている気はしなかった。