【ミラノ旅行記】1900年代美術館

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ガイドブックには「1900年代美術館」という名称で載っている「Museo del Novecento」は、ロゴが「900」である通り「900(年代)の美術館」、つまりは「20世紀美術館」という意味のようです。千の単位は省略しているのでしょうね。

ドゥオモのすぐ近くにあるのですが、所蔵作品はコンテンポラリーということで、ミスマッチ感があります。ここでこんな現代ものがみられるのが意外ですが、展示自体はなかなか幅広くて充実していました。いきなり迎えてくれるのは、ダ・ヴォルペードの大作「第四階級」。ブレラ美術館にあるバージョンは初期のもので、こちらが完成版のようです。この迫力は、見る者を圧倒しますよ。

展示の冒頭にブラックやピカソモンドリアンなど名の通った画家の作品を並べているのは、絵画史の流れやコンテンポラリーとの対比がしやすく、とてもわかりやすい展示だと感じました。画像は終盤にあった写真の作品ですが、このあたりは完全に現代のクールなイタリア芸術でした