今日明日と大阪出張なのですが、ちょうどZEPPなんばでクイーンの「ボヘミアの夜」の特別上映会を開催していたので、思わずチケットを取ってしまいました。これは30分のドキュメンタリー＋1975年クリスマスイブのハマースミス・オデオンでのライブ映像60分という構成。ライブハウスの音響システムなので、重低音が効いていて内臓に響くのが心地よいです。
ロジャーとブライアンがすっかり老けてしまった映像もありますが、ライブ映像と音は圧巻でした。ロジャーのソリッドでタイトなタム回し、ブライアンの独特の音色とタメ、フレディの正確で幅広い音程、そしてジョンも地味ながら結構ロックなフィンガリングを見せてくれます。「ボヘミアン・ラプソディ～キラー・クイーン～ザ・マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」のメドレーで「ボヘミアン～」の最後の部分でピアノにせつないギターが絡み、ドラの音で締めるところは感涙モノでした。
ZEPPなんばのフロアにパイプ椅子を並べた客席でしたが、結構空席が目立ちました。フィルム・ギグで3,000円は微妙なのでしょうが、これは絶対に損のないイベントだったと思います。客の年齢層は高く、普段ライブハウスにあまり足を運ばないであろうクラスター。それでも、手拍子あり拍手ありと盛り上がっていました。いまだに「ボヘミアン～」や「キラー・クイーン」の歌詞を覚えていた自分が不思議です…
