【国立新美術館】ニキ・ド・サンファル展

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歯医者の通院で午後半休を取った合間を利用して、乃木坂の国立新美術館で開催されているニキ・ド・サンファル展を訪れました。ニキの作品は一見するとポップアートのようですが、コンセプチュアルなものを強く感じます。

彼女の作品から感じたのは、カタストロフやコンプレックス、そして「死と再生」といった現実を否定するネガティブな感情。でも、それがやるせないようなせつないようなアプローチではなく、明るく前向きに昇華されているのです。このような表現を用いることで、心に巣食う負の思いから解放されていたのではないかと思いました。彼女の名前に含まれる貴族の証の「ド(de)」や聖人を意味する「サン(saint)」を持つ自身の運命をも、ネガティブに捉えた上で昇華していたのではないでしょうか。

そして、ニキ・ド・サンファルの作品画像(上記)をInstagramで加工してアップしたら、ニキの公式アカウントから「いいね!」がつきました。単にハッシュタグをつけたからだと思いますが、何となくうれしいですよね!