【稲毛公園】ラストエンペラー実弟ゆかりの家

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千葉市の稲毛公園にある「ゆかりの家」は、清朝の「ラストエンペラー」である愛新覚羅溥儀実弟・溥傑が一時住んでいた家屋です。夫人の浩は、日本人で侯爵家の令嬢。関東軍による政略結婚でありながら、お互いを深く愛していたようです。

清朝の崩壊、満州国の建国と太平洋戦争の敗戦という時代の中で翻弄された夫妻の生涯に、歴史の織りなす綾を感じます。また、溥傑は書画を嗜み、見事な作品がいくつか展示されています。新婚時代を過ごしたにしては簡素な日本家屋ですが、おそらく精神的には充実していたのでしょう。

最寄駅は京成稲毛。公園の端、浅間神社への参道脇にあってちょっとわかりにくいですが、NHKの「歴史秘話ヒストリア」で紹介されたせいか、訪れる人は多かったです。