【ホキ美術館】写実絵画とは

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千葉県の土気(とけ)駅から徒歩15分ほどのところになるホキ美術館は、写実主義の絵画を集めた美術館です。写実主義と言ってもアプローチは多彩なので、写実とは何なのか考えてしまいました。そこに存在するものを描いたというより、画家の目に映ったもの、もっと言えば脳が認識したものの「写実」なんですよね。

それが細かい部分ならミニアチュールだし、光なら印象派だという違いでしかないのだと思いました。写実主義は、その中間にあるものなのではないでしょうか。描かれた主題は単なる風景画もありますが、水紋だったり光だったり、女性の肌だったりします。何を描こうとしたかがわかる作品の方が、メッセージが伝わってきます。特に森本草介の作品は、画家が表現したかったテーマがストレートに入ってきて、共感しました。

建築も独特で、長い回廊を3層積み重ねた形ですが、回遊性は高いので見やすいです。この日は千葉市民デーとのことで、市民であることを証明できるものがあれば半額でした。もちろん、僕は適用外ですが…