率直な感想は、ストーリーに必然性がまったく感じられず、展開がひとりよがりだということでした。ピンバッジが時間を超えるキーアイテムという設定も、古典映画「Somewhere in Time」でのコインと同様な古典的な仕掛けなのです。ジョージ・クルーニーも持ち味をまったく出せていないし、すべてに中途半端でした。
何よりもひどいと感じたのは、マイケル・ジアッチーノによる音楽。「時間」がテーマであることから懐古的な音作りをしたのだとは思いますが、それにしても使い古したような音楽の連続には食傷気味になってしまいました。期待が大きかったがための反動なんでしょうけどね…