【ビジネス書】HARD THINGS

Facebookで同僚が「いいね」でシェアしてくれた情報から興味を持った本ですが、とても参考になりました。もっとビジネスのテキストというか学術書的な内容かと思って読んだので、その意味では想定通りではありませんでしたが、CEOの回顧録が整理された内容になっていて納得感があります。

著者のベン・ホロウィッツは経営者として事業を切り盛りしていた当事者ですが、自社を売却するかどうかという修羅場を潜り抜けてきただけに、ビジネスの本質を突く言葉に深みがあります。特に「平時のCEO」と「戦時のCEO」という切り口が興味深く、自社に当てはめてみるとどうなのかなと、あらためて反芻して考えてみています。

「平時のCEO」は部下に権限を委譲し、長期的視野で人材を育成します。一方「戦時のCEO」にはそんな猶予はなく、目についたものは何でも自分で手を下すのです。僕の性格上、どちらかといえば「戦時~」なのでしょう。だからこそ、平和な環境だと、何となく物足りなさも感じてしまうのです。

http://jp.techcrunch.com/2015/04/17/20150416hardthings/