【映画】マレフィセント

この映画は、もっとファンタジックなストーリーかと思っていたのですが、ブラックというか現実感満載というか、予想を大きく裏切られた形になりました。原作は「眠れる森の美女」なので、バレエでも何度も見ているはずなのに、こんな解釈ができるとは驚きです。

ポイントはオーロラ姫の父親でもあるステファン王が、若いころに犯した重大な罪。そのために、彼はオーロラをマレフィセントから隠して育てることになります。このあたりの怨恨の描き方が生々しく、作品の根底をすっと流れているので、落ち着きの悪い気分のまま鑑賞することになります。

タイトルロールのマレフィセントを演じたアンジェリーナ・ジョリーが役にハマっていたからこそ、エンタテイメントとしては楽しみにくい作品になってしまったように思います。ディズニーだからといって安易に子どもに見せるような内容ではないですね。

http://www.disney.co.jp/movie/maleficent.html