【ソチ2014】アイスホッケー男子決勝

ソチオリンピックのアイスホッケー男子決勝は、カナダ―スウェーデンというバンクーバートリノの勝者が激突する好カードになりました。この大会ではカナダとフィンランドの守備が光っていましたが、そのフィンランドを破ったスウェーデンは攻撃力が持ち味。準決勝フィンランド戦の同点ゴールは、LWがパックを持ったときにスクリーンに入った選手の裏にRWが飛び込むという、絵に描いたような連携でした。

しかし、決勝はカナダの堅牢な守備がスウェーデンを圧倒します。早いチェックに苦しむスウェーデンは、まったくパックをつなげずに放り込むしかない展開。ゼッターバーグを欠くとは言え、まったくスウェーデンらしさを感じません。守備はゴーリーのランドクビストががんばっていましたが、カナダはクロスビーの2点目で一気に盛り上がってしまいましたね。

つなげないスウェーデンは、終盤にゴーリーを上げるリスクを冒すことすらできずに、3-0で一方的に敗れ去りました。3位決定戦は、意外にもフィンランドが米国を5-0というスコアで破り、銅メダルを獲得しています。43歳のセラーニは、大活躍でした。