土曜日は仕事が2時からだったので、同僚と電車に乗ってヘルシンオアを訪れました。この街は英語では「エルシノア」と呼ばれ、シェイクスピアがハムレットの舞台として描いた世界遺産のクロンボー城があります。ヘルシンオアは港町で、海峡を挟んだ対岸にあるスウェーデンのヘルシンボリとはフェリーで結ばれています。トラムも走っていることは、あまりガイドブックにも載っていません。
駅前の路地を入ると、商店が軒を連ねています。観光客にはうってつけで、「TIGER」のような雑貨屋からワインショップ、アパレルまで。僕はたまたま見つけたチーズ屋で、試食までしてブルーチーズを購入しました。味が濃厚で、とてもおいしかったですよ！ 一方、近代的な文化センターもあり、ガラス越しにヨットと城が見えるおしゃれなカフェでカプチーノをいただきました。
クロンボー城は駅から徒歩10分ちょっとですが、駅から見えているので迷うことはなさそうです。門をくぐるとスピーカーから軍隊が行進する音や大砲の音が聞こえますが、これはやり過ぎですね… 「ハムレット（HAMLET）」という名前は、アムレス（AMLETH）という王子の名前の「H」を前に持って行ったアナグラムだそうです。大広間や古い調度品も面白かったけれど、城から眺める海と対岸のヘルシンボリが綺麗でした。
