【ワールドカップ予選】オマーンに競り勝つ

後半の終盤に追いつかれて、ザッケローニが繰り出すカードは守備的な選手ばかり。それでも、なぜか追加点を取れるような気がしていた。オマーンの攻撃はそれほど変化があるわけではなく、ラッキーパンチを狙って可能性の低いパスを放り込むだけ。それに比べて、本田のキープも長友のサイド突破も効果的に見えたのだ。

そして、後半44分に左サイドを酒井高徳が突破し、まるで女子ワールドカップ決勝での澤の同点ゴールのように飛び込んだ遠藤がすらして、最後は岡崎が押し込んだ。いかにも彼らしい泥臭いゴールで、負傷からの復活を見せつけてくれた。まさに値千金とはこのことだろう。これで勝ち点は13。限りなく勝ち抜けに近い「王手」だ。

余談ながら、イラク戦ではロスタイムに交代準備をしていたものの、フォース・オフィシャルのミスで交代が完了できずに出場を逃した高橋秀人が、またしてもロスタイムの交代を目論んでいたのでドキドキしてしまったものの、今回は無事出場を果たしてホッとした。