【人事の話】事務職の仕事

僕の会社では来年4月入社の新卒について、すでに内定を出し終えていました。ところが、部門から事務職を追加で採用したいという声が上がったため、東京以外の2事業所でそれぞれ1名ずつの選考を開始しています。

事務職の募集なのですが、応募してくる学生には「将来的には企画の仕事がやりたい」という声が多いんですよね。営業職を募集しても、「まずは顧客を知ってから企画に移りたい」という学生が多くいます。でも、人事としてみると、事務職の募集なら事務職をやりたい人、営業職の募集なら営業に魅力を感じている人を採用したいのです。事務や営業を「修業の場」と考えたら、本職にしている人には失礼ですよね。

もうひとつ傾向としてみられたのは、「就職活動を始めた当初は販売職を志したが、途中で事務職に変更した」というもの。販売職はお客様が満足するサポートをするのに対し、事務職は営業職や管理職の仕事がしやすいようにサポートするもの。見方によっては、似ている部分も多いのです。そのように事務の本質を理解している人には、任せてみようという気持ちが湧いてきます。