大雨の中、新大久保の東京グローブ座でアルゼンチンタンゴのショーを観劇しました。「ロコへのバラード」というタイトルで、バンドネオンとヴァイオリン、ピアノなどの生演奏にダンスを芝居仕立てで見せてくれます。昨日11/17が初日なので、まだ幕が開いたばかり。ダンスはまだ熟成しきっていない印象もありますが、主演の彩吹真央の歌唱と演奏だけでも十分楽しめます。
<キャスト>
彩吹真央
中河内雅貴
宮菜穂子
CHIZUKO
HUGO
西島千博(特別出演)
石井一孝
ストーリーはあってないようなものなので、ダンスと歌のついたライブだと思った方がよさそうです。歌詞の日本語訳がうまくなく、彩吹以外のキャストの歌も乗り切れません。それでも終盤にかけて、徐々に盛り上がってゆくので満足できました。本を積み上げて樹木を象ったモニュメントを活かした舞台装置もなかなかセンスがよいのですが、一方で衣装はあまり見栄えはしませんでした。
客層はほとんどが女性。宝塚ファンから年配のグループまでの女性でグッズ販売やトイレは大行列でした。あの彩吹真央の歌とダンスを体感してしまうと、宝塚もきっと素晴らしいのだと想像できます。グローブ座は15年ぶりくらいでしょうか。以前はよくシェイクスピアの芝居をR席(柱陰で見にくいため、当日券限定で安い席)で見ていました。今回の公演は空席も目立ったので、当日券でも大丈夫そうです。
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