【パーシー・ジャクソン】米国の中華思想

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を見て感じたのは、アメリカ合衆国の自意識の強さでした。中華思想は中国特有のもので、自分たちを常に中心に置く考え方ですが、世界中を探したときにこれと同じメンタリティを持つのは米国だけでしょう。

このストーリーは、ギリシャ神話の神々が世界の状況を憂いているところに根ざしているのですが、それがなぜか米国を舞台に展開してしまうのです。ゼウスやポセイドンがなぜニューヨークにいて、それにからむ事件がハリウッドやラスベガスで起きるのか。米国民にはおそらく不思議ではないのでしょうね。まあ、この原作自体がADHDの子どもに聞かせる寝物語に基づいているようなので、特に深い意味づけをした状況設定ではないのだとは思いますが…

内容は楽しめないわけではなく、最後まで興味を持ってみることはできます。ただ、そのものズバリではないにしても、アイテムの端々にハリーポッターの要素を感じてしまうのも確かです。シリーズ化しても、長続きはしないような気がします。

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