【ドラマ】秋クールを振り返る

今年の秋、10~12月クールの連続ドラマは、結局まじめに見た番組はありませんでした。なんとなく流してみていたのが、月曜日の「東京DOGS」と火曜日の「リアル・クローズ」、水曜日の「ギネ」、それに土曜日の「サムライ・ハイスクール」といったところです。「おひとりさま」には最初は期待していたのに、展開がまるで「おひとりさま」ではないところで一気に意気消沈しました。

東京DOGSはキャスティングとキャラ設定はおもしろいと思ったのですが、何が嫌かって番組中に何度も鳴り響くあの着信音。思わず自分の携帯を何度確認したことか… 水嶋ヒロがいい味を出していただけに、あの着信音と田中好子の登場がもったいない感じですね。

リアル・クローズはセットと音楽が安っぽいものの、香里奈がダサい女を演じているあたりの意外性がよかったです。ただ、百貨店ものはいつも同じですが、あまりにも現実とかけ離れた舞台設定に違和感があります。ギネは藤原紀香のエキセントリックな演技に対する上地雄輔板谷由夏八嶋智人ら脇が濃すぎて、何が描きたいのかがボケてしまいました。サムライ・ハイスクールは、城田優がこんな演技もできるんだという新鮮さが印象的でしたが、やや消化不良でした。

1年前の秋クールは、ブラッディ・マンデイ流星の絆チーム・バチスタの栄光など大当たりだったので、それに比べるとかなり寂しい気がします。