【越後妻有】大地の芸術祭2009秋

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3年前に訪れた「越後妻有アートトリエンナーレ」が今年も開催されていましたが、残念ながら出掛けることができないまま会期が終了してしまいました。しかし、たまたま聴いていたJ-WAVEで秋も「アートハイキング」と称して一部の展示が見られることを知ったので、土曜日に十日町を再訪してみました。台風一過で爽やかに晴れ渡った天気の下、きれいな空気を吸いながら里山を歩くのはとても気持ちよかったです。ただ、展覧会イベントとしては不十分で、かなり不満が残ります。

十日町の駅で「パスポート」を購入しようと探したところ、北越急行の窓口で販売していることはわかりましたが、あまり積極的に営業している様子はなく、どんな展示が見られるのかも非常にわかりにくい表が貼ってあるだけです。2,500円するパスポートの購入を決意するには、あまりに情報不足です。

まずは最寄の展示がある「キナーレ」という観光会館のような施設に行ってみました。ここでもパスポートが購入できるはずなのですが、表示はまったくなし。そこで「アート」に重点を置くのを止め、ハイキング気分で歩いたのは正解でした。トリエンナーレとして3年ごとに開催しているものの、彫刻などは同じ作品が会期を問わずずっと置かれているだけ。廃校プロジェクトなどは公共交通機関では回遊性に欠けるので、あまり鑑賞者の立場に立っているとはいえないように思います。

アートハイキングということなら、松代地区を選択すればよかったのでしょうね。アートとしては物足りないものの、越後妻有の自然の中を歩くだけでも十分に楽しめるのは事実です。

http://www.echigo-tsumari.jp/2009/2009/09/post-170.html