【20世紀少年】第2章・最後の希望

20世紀少年の第2章を見たいと思っていたのですが、2時間を超える長編だけに仕事帰りはちょっと厳しいし、週末は混んでいるだろうしと延ばし延ばしに。今日は早く起きて、有楽町の日劇PLEXで9時25分からの初回上映を狙ってみました。なんと今日14日はバレンタインデイながら東宝の「シネマズデイ」で、1,000円で見られてラッキーでしたよ。

さて、この第2章は「ともだち」の暗殺と復活という大きなイベントはあるものの、3部作の2作目にありがちな「つなぎ」的な位置づけにあります。「首吊り坂の事件」や「ともだちランド」のエピソードなどは、原作を読んでいないとなかなかつながりが理解できないでしょうね。「ともだち」暗殺の場面が原作では理科室なのに、映画では新宿に変更されていて、いかにも映画的なビジュアルに訴える趣向になっている点は納得できました。

今回はエンドロールの最初に名前が出てくるのがオッチョ役の豊川悦司で、ケンヂ役の唐沢寿明はちょっとしか出てきません。中華料理屋の店主役の小松政夫に「燦然と光り輝く」という台詞をしゃべらせたところや、原作の設定そのままながらアパートの火元責任者の「常盤タカコ」(ユキジ役は常盤貴子)を大写しにする部分には、堤幸彦監督らしさを感じました。そして第1章で僕が酷評した音楽は、だいぶ改善されていました。最終章も駆け足の展開になりそうですが、8月の公開が楽しみです。

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