【海外旅行】欧米と日本の遠さ

ボストンに行ったとき、帰りの便を待つ空港で世界の都市までのマイル数を示した地図を見つけた。日本までの半分くらいで、ロンドンやパリに届いちゃうんだ。時間にしても、ミネアポリスでの乗り継ぎを抜いても13時間くらいかかるし、アメリカの東海岸は日本からはほんとうに遠い土地なんだね。

そういえば、ロンドン旅行のときにはサッカーの聖地と呼ばれる「ウェンブリースタジアム」のバックステージツアーをしてみた。コカコーラが協賛している遊園地の電車みたいなのに半分は乗って進み、ロッカールームやスタンド、博物館みたいなコーナーなどを見ることができる。そのとき、僕のグループにはオランダ、ドイツやアジアからも参加者がいた。その中ではロンドンから一番遠くから来たのはオーストラリアで、次はシンガポールのはずだった。それなのにガイドの老紳士は日本から来た僕たちにだけ「そんな遠くから」と言ったんだよ。英語圏か否かも影響していると思うけど、やっぱり日本は「極東」、はるかに遠い「Far East」なんだなと思いました。

余談ながら、ウェンブリーでは1966年のワールドカップイングランド大会で「疑惑のゴール」と呼ばれるイングランドのゴールが「ほんとにゴールだったかどうか」という投票ではじまるんだ。これで負けた側のドイツ人は、「当然ノーゴール」って言ってみんなで笑ったけどね。30年経ってもそんな論争を続ける人たちに、サッカー文化の深さを知りました。おっと。これはサッカーじゃなくて旅行の記事だった!