【働きマン】今後に期待か?

今クールの連続ドラマの中で、僕が一番期待していたのが日テレの「働きマン」でした。原作が安野モヨコのコミックだし、主演がちょっと変わった役柄を淡々とこなす菅野美穂ということで大ハズレはないはずだし… 昨日の第1話を見た率直な感想は、「エピソードが表面的過ぎて、真実味がまったくない」というところでしょうか。

同僚記者役の荒川良々は意表を突きながらもいい線を狙っているし、菅野を敵視する記者・菅原を演じる津田寛治はハマリ役。だけど、どうにもならないのが速水もこみちの役柄で、まったく意味不明。ゲストの夏木マリは、何を演じても夏木マリになってしまうんですよね。菅野演じる松方弘子の恋人・新二役の吉沢悠も、あれだけヤリ手でバリバリ仕事をする記者の恋人になるには存在感がなさすぎるように思いました。

そうは言ってもまだ初回放送なので、主要人物の紹介的な要素も含まれていると考えれば、評価を下してしまうには早すぎるかもしれません。登場人物がインタビューに答えるかのように自分のことを話す手法はおもしろいし、今後よくなっていく可能性は残っていると思います。第2話では、「クイズ・ヘキサゴン」でイケメンだけどおバカさんというキャラに染まっている上地雄輔が、本職に準じるともいえるプロ野球選手役で登場します。彼はもともと横浜高校で、松坂大輔の球を受けていたキャッチャーなので、演技ぶりが楽しみですね。

この作品のキーワード「仕事モードオン、男スイッチ入ります!」は、なんとなく男じゃないとバリバリ仕事をしないと言っているように聞こえるので、あまり好きではありませんが…

http://www.ntv.co.jp/hatarakiman/index.html