何の予備知識もなく、たまたま見たこのドラマ。大竹しのぶの妖気に、すっかり当てられてしまいました。織田裕二演じる高村圭太が、20歳年の離れた絵恋（えれん）の両親に結婚をもうしこみむためにフランスに渡るところからはじまり、実は絵恋はかつての恋人・理衣の娘だったという話が展開します。
理衣の夫としてフランスでワイン造りに携わる役の草刈正雄も、奔放で格闘技ファンの絵恋を演じる上野樹里もいかにもハマリ役。織田裕二は「東京ラブストーリー」のカンチからあまり進歩しているようには見えないけど、役柄を自分なりに確立していると言えなくもないですね。大竹しのぶの演技が、ゾッとするくらいの怖さを秘めているだけに、織田の演技がリアリティを消してくれてちょうどいいのかもしれません。格闘技観戦シーンなど、演出がちょっと低俗すぎる部分はありますが、今後に期待しましょう。
今クールのドラマは金八先生キャストの学芸会とも言える「夫婦道」や、原作がスピリッツに連載されている「バンビーノ」など、ちょっと期待しています。「夫婦道」は南海キャンディーズのしずちゃんや本仮屋ユイカが思ったより好演しているし、バンビーノはキャスティングを見る限りなかなかいい狙いのような気がして、楽しみです。ここしばらく毎週見るドラマはなかったので…
http://www.tbs.co.jp/jo-dan2007/index-j.html
