【ワールドユース】日本-オランダ

さすがに3時キックオフのゲームを起きてテレビ観戦する元気はなく、ビデオに録って見ました。日本は開幕戦で相手は開催国という、完璧アウェーの状況。大観衆に加え、オランダおなじみのブラスによる応援もあり、オランダ選手のモチベーションは異常に高まっているように見えた。

身体能力の高さを生かしたダイナミックな攻めに、当初はまったくついていけない日本ユース代表。あっという間の2失点だった。しかし、圧倒的なボール・ポゼッションを許しながらも、セットプレーを含むゴール前のハイボールでは結構競り勝っている。身長・体格的には劣りながらも、ヘディングの質は日本が勝っていた。平山の得点も水野のFKを完全にフリーで合わせたものだった。前半のうちにカレン・ロバート、そして後半には森本を投入したが、平山を含め前線はそれなりに良さを発揮。しかしながら中盤ではまったくつなげず、サポートも十分にはできない状況では苦しかっただろう。

圧倒的に優位に試合を進められてはいたが、そんな中でも終盤はチャンスを作ることができた。終了間際にカレンがゴール前でうまく抜け出しボールコントロールしたものの、シュートは重心が後ろに残ってしまい枠外へ。その後の森本の鋭いシュートも、GKに阻まれた。力の差は歴然ながら、その中であれだけのプレーをした選手には、この経験を自信にして欲しい。2-1で敗戦という結果は悲観するようなものではないし、まだ予選リーグは始まったばかりだ。