【大地の芸術祭】越後妻有トリエンナーレ2006

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トラックバックさせていただきましたが、さちこさんのブログでこのトリエンナーレのことを知りました。「トリエンナーレ」とは3年ごとに行うアートのイベントで、これが2年ごとだと「ビエンナーレ」になります。新潟の十日町と津南の全域を舞台に展開されるこの芸術祭は、里山や棚田、中越地震で倒壊した家屋の跡地や商店街の空きスペースなどを利用して、世界から集まったアーティストが作品を作り上げます。

このコンセプトは期待以上におもしろく、棚田に作られた真っ赤な人型の案山子や、里山に出現する赤とんぼのオブジェ、それに地震で倒壊した家の念を表したようなレース編みなど、場の力によって作品の魅力が何倍にも高められています。ただ、うまく場の力を活かせていないものもありました。

もうひとつ痛切に感じたのは、このプロジェクトに参加している地元越後の皆さんの思いが力強く表現されていたこと。新潟人はなかなか本音を出さない気質らしいですが、家々に掲示されたメッセージボードや子どもたちが旗に託した思いなど、機会さえあれば人は表現したいことを持っているのだということを感じたのです。

僕は上越新幹線ほくほく線北越急行)で行ったために駅に近いところしか回れませんでしたが、もっと広範囲に作品があるので、車があればもっと楽しめると思います。

↓越後妻有トリエンナーレで撮影した画像は、こちらからどうぞ(今後もアップします!)
http://flickr.com/photos/12453467@N00/sets/72157594223292568/