このドラマは脚本が「アンフェア」「チェケラッチョ」の秦建日子ということで期待していました。秦作品は徐々に味が出てくることが多いので、序盤は人間関係やキャスティングに注目しつつ、後半の展開を期待しようと思います。
さて主役の篠原涼子は無難だけど、そのパートナー役を演じるナイナイ矢部がなかなかいい味を出しています。設定では福島出身で東京在住ながら、「３年間の関西出張で関西弁に」という苦しい言い訳がナイスです。篠原の友人に起用されたオセロ松嶋は、ちょっとドラマという感じではない中途半端さが気になります。
そして僕のイチオシは、篠原をライバル視しつつ「安土家の嫁」の座を狙う役どころの小沢真珠。あのバタ臭い顔立ちでやや歯切れの悪い福島弁を使うところは、見せてくれます。よくこんな役引き受けたよな…っていうのが、僕の率直な感想です。しかも、この番組のサイトで「驚き桃の木ぃ小沢の気持ち」っていうコーナーがあって、小沢が故意の悩み相談に答えてくれるそうですよ（＾＾；
