【なでしこリーグ】女子サッカーの進化

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10年ぶりくらいで、女子サッカーの試合を観戦してきました。スタジアムには行けないながらも、気持ちの上ではずっとベレーザを応援してきた僕ですが、今日は近所の西が丘競技場でTEPCOマリーゼINACレオネッサを見ました。なでしこジャパンの活躍を見ても、この10年の女子サッカーは進化しましたが、今日はそのことを確信しました。

まず、DFラインの高さと1対1のDFの技術には驚かされました。昔のLリーグは、スリーラインが間延びした上に、女子のキック力ではつながらないという展開。しかし今日の対戦、特にINACは藤村がしっかりラインを高い位置でキープし、コンパクトなサッカーを展開。藤村はロングキックも正確で、注目しました。INACの先制点に女子の難しさが表れていたのですが、やはりサイズの小さいGKにとって、シュートコースがたくさんある。DFがしっかり寄せてシュートを打たせないようにしないと、コースを狙われたらいくらGKが飛びついても届かないですね。

マリーゼの効果的な攻撃は、すべて右サイドに開いた五十嵐が起点。日本代表のスーパーサブ・丸山の不在もあってか、前線の選手は裏を狙うことがなく、足元に来るのを待つかボールサイドに寄るだけでした。終盤押していたマリーゼですが、五十嵐が負傷退場してしまうと、決定機を作れなくなっていたのが残念です。結果は1-1のドローでした。

昔は閑散としていたスタジアムも今日は1,400人ほどを集め、マリーゼサポーターはJ1下位チームのアウェイよりは確実に分厚い応援を繰り広げていました。女子サッカーは着実に進化し、社会に根付きはじめたようです。それがきっと、女子の強化にもつながることでしょう。以前ベレーザにいた宇野や日本代表の中心選手だった大部がマリーゼで健在だったことも、僕にはうれしかったです。