今日はリーグ戦ではなくナビスコカップということで、若手の起用や新たなチャレンジが期待されたが、シャムスカの選択は大胆なテストだった。４バックでスタートした前半は、ここのところ好調だったサイド攻撃のためのスペースを消してしまう。川田がサイドに張りすぎたために、根本が上がれなかったのだ。増田はキープもでき、また前線まで飛び出すなど鹿島時代を彷彿させるプレー。しかし、山崎にボールが収まらず、前へ出る意識も徐々に薄れてしまい、持ち味を出せなかった。田代、増田誓に２点を失ってハーフタイムへ。
＜前半＞ ＜後半＞
山崎 オズマール 山崎（松橋） オズマール
川田 増田 根本 増田 梅田
エジミウソン トゥーリオ 川田（内村）トゥーリオ
根本 福元 深谷 梅田 福元 三木 エジミウソン
西川 西川
そして後半、シャムスカは深谷に代えて三木を投入し、エジミウソンをアレックス・ミネイロにつける形での３バックに修正してきた。これで攻めの形はよくなり、オズマールのヘッドで１点を返す。しかし、ここで三木のボールに入ったきれいなタックルでPKを取られて本田に決められ、さらに主審の微妙なジャッジに川田がキレてイエロー。この軽率な行為が大分の集中力を切らせてしまい、４点目を奪われる結果となった。
点差ほどに大敗した印象はなく、ハーフタイムでのシャムスカの修正はさすが。ただ、川田と山崎にとって次のチャンスは難しくなったと言えよう。あくまで、これはテスト。そう割り切って、普段着で磐田戦を戦って欲しい。
