【WBC】試合内容に注目しよう

ワールド・ベースボール・クラシックの日本-アメリカ戦は、西岡のタッチアップばかりが注目されてしまっている。ビデオで見ると明らかに離塁は捕球後なので、気持ちはわかるけどね。でも、いまさら判定が覆るわけはないし(あの場面で覆ったこと自体、異例だし)、監督と選手には早く気持ちを切り替えてほしい。

それにしても、この試合のクオリティは本当に高かった。言い方を換えれば、アメリカは間違いなく本気だったよ。イチローの先頭打者ホームランで戦闘モードに火をつけたのは間違いないけど、小笠原や川崎、岩村の攻守も光ったし、何より藤田と薮田のセットアップが素晴らしかった。

特にストレートに威力があるわけではない薮田が、4つのアウトのうち3つを三振で、しかもA・ロッドやデレク・リーから奪ったところは彼の制球力の証明だと思う。特にA・ロッドに2-2から投じた内角低めのスライダー(フォークという説もあり)は完璧でした。

第2戦は、韓国に敗れて後がないメキシコ。波のある松坂だけに不安は残るけど、アメリカ戦の経験をさっそく活かしてほしいもの。メキシコと韓国に勝って、アメリカともう一度やりたいよね。アメリカの主軸、A・ロッドもケン・グリフィーJrも、決して今が旬な選手ではない。グリフィーは昨年、ワシントンDCで生で見たけど、負傷明けとはいえたいしたことなかったよ・・・