【テニス】アブダビオープン

例年なら年明けはブリスベンでシーズンが始まり、オーストラリアンオープン、いわゆる全豪オープンに向けて盛り上がってゆくのだが、今年は様相がまったく違っている。男子はトルコのアンタルヤで開幕したが、エントリーしていた杉田祐一はコロナ陽性が発覚して欠場。全豪に向けて準備するとのコメントを出している。この大会はTennis TVの中継もなくなってしまったので、WTAアブダビオープンをDAZNで楽しむしかないのが現状だ。

金曜日はソリベス・トルモとペラ、昨日はサッカリとガウフ、しすて今日はサッカリとムグルッサの試合をDAZN観戦したが、連日強風と日差しに選手は苦労しているようだ。特にガウフは、サービスのトスアップが乱れていたようで、劣勢の展開からサーブに頼りたいところで叶わなかったのは厳しいかったはず。その点、サッカリは決めるべきところで強烈なサーブを叩き込む勝負強さを発揮して、見事勝利につなげていた。

そして全豪オープンの予選は今日スタートしたが、男子はドーハ、女子はドバイといずれもオーストラリア・メルボルンではなく中東で開催されている。アブダビがこの気象条件なら、おそらくドーハやドバイも似たようなものなのではないか。そう考えると、ランキングでは推し量れない展開が待っているように思う。日本からも多くの選手が予選に出場しているので、突破を期待しよう。