【人事の話】高校生のしつけ

かつて勤めていた会社では、新卒採用をやっていました。特に高卒採用がハンパじゃなく、毎年200名近くが入社していたんです。高卒新人の研修のメイン・インストラクターをやったこともありますが、「先生」なんて呼ばれたりして、調子狂っちゃいます。しかも高卒は女子だけなので、僕のように間違いを犯さない人間じゃないと、担当できません(^^;(ウソです)

さて、ひとりでも多くの優秀な生徒さんに応募してもらうためには、就職担当の先生へのごあいさつが欠かせません。高校生の就職は学校の意向で、ほとんど決まってしまうのです。学校回りは、いつも暑い季節で、高校ってたいていアクセスの悪いところにあるので大変。本数の少ないバスを待ったり、炎天下を歩き回ったり。やっとたどりついた学校で、ガラの悪い生徒にガン飛ばされたりしたら、嫌になっちゃいます。

僕が印象に残っているのは、埼玉県の某私立女子高。校門をくぐると、すれ違う生徒みんなが「こんにちは」と声をかけてくれるのです。そういう学校もないわけではないけど、すごく自然なあいさつで好感が持てました。就職対策の一環だとしても、よい気分になれるのは悪い事ではないですよね。こういうところが私立のよさなのかなと、思ったものです(僕は都立高校出身なので)。