2019年のスーパーボウルは、ペイトリオッツとラムズがアトランタで対戦。FGで3点を取り合ったまま4Qにもつれ込むという、稀に見るロースコアな一戦となった。序盤からブレイディはそれなりのプレーだったが、ラムズもディフェンスで奮闘する。最初のFGをゴストコウスキーがミスしたことも、もつれる一因となった。一方、ラムズのオフェンスはゴフの判断が遅かったが、それもペイトリオッツのディフェンスがハマっていたからだ。C.J.アンダーソンが隙間を突こうとしても、そんなスペースを与えない完璧な守りだった。
4Qはどちらもオフェンスのギアを上げたが、ペイトリオッツがグロンコウスキーを巧みに使ってチャンスを作り、最後はルーキーのミシェルがTDを決めた。エデルマンやグロンコウスキー、そしてディフェンスのギルモアら、脇を固めたバイプレイヤーの差のように見える勝利だった。
ハーフタイムショーには政治的なムーブメントが絡んで出演交渉が難航したようだが、マルーン5がコンパクトながら幅広い層にアピールするステージを見せてくれた。彼らは25日に東京ドームで来日公演を控えており、僕もチケットを押さえている。なかなか良いセットリストだっただけに、来日公演も楽しみだ。