【映画】ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた~

スターチャンネルで見た「ウェイトレス~おいしい人生のつくり方」は単純なコメディかと思いきや、恋愛や家庭内暴力など結構骨太なテーマを描いています。コメディ色が漂っているのは、ウェイトレスのトリオが絡むシーンのインパクトがあるからでしょうね。

そのウェイトレストリオの中でもひときわ三枚目のキャラ設定になっているドーンを演じているのは、この作品の監督でもあるエイドリアン・シェリー。本作を撮り終えた後に自宅で騒音トラブルから殺害されてしまい、これが遺作となっています。そんなことも合せて見ると、違った印象になりそうです。ロバート・レッドフォードが提唱したサンダンス映画祭にも参加しているのは、ちょっと意外です。

主人公のジェナが新作パイを頭の中で描く部分では、すべてを食べてみたくなるほど魅力的なパイが次々登場します。自分ではなかなかパイは焼けないけれど、あの発想力は見習いたいところです。