【栃木観光】巴波川の遊覧船

宇都宮のグリーンスタジアムに向かう途中、栃木市に立ち寄りました。赤羽で乗った宇都宮線を栗橋で降り、東武日光線に乗り換えて栃木駅へ。徒歩5分ほどで巴波川(うずまがわ)にある遊覧船乗り場に着きます。10時からの運航で少し早く着いてしまったので、美術館を見て戻ってくると係員が近づいてきて「朝一便が出ますけど、乗りますか?」と聞いてくれたので、迷わず700円を払って乗り込みました。乗客は僕の他には1組のご夫婦だけで、ゆったりした船内です。

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本来は川を遡って蔵造りの街並みを見せてくれるコースなのですが、先月の大雨被害で土砂が流れ込んでしまい、蔵の資料館も浸水で休館中ということで下流をゆっくり巡るコースに変更されているそうです。川面ではカルガモが遊び、その下を鯉が泳いでいます。遊覧船の乗船券には「鯉のエサ」がついていましたが、カルガモもそれを食べていました。

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栃木市はもともと巴波川の舟運で栄えた街。江戸と日光を結ぶ拠点として、商業や文化も根づいたようです。巴波川とは「うずまき」から来た名称で、水量が多いために渦を巻いていたとのこと。それだけ流れがあるので、上流に向かうときには川べりの「綱手道」から綱で引いたそうで、今でもその道は残っています。

僕の母は埼玉県の川越出身ですが、栃木市は僕が子どもの頃の川越に似ています。そういう意味で、懐かしさを感じながら街を楽しむことができました。