【映画】シンデレラ

今回の羽田―バンコク往復のJAL便では、往路が「トゥモローランド」で復路が「シンデレラ」とディズニー作品2本を見てしまいました。「トゥモローランド」は期待外れでしたが、「シンデレラ」はあまり期待していなかったせいか当たりだったように思います。

さすがにシェイクスピア俳優で知られるケネス・ブラナーが監督だけあって、シンデレラと継母や2人の姉との関係を上辺だけでなく鋭く描写しているのです。シンデレラと実父が見せつけるかのような親しさで接しているので、これなら継母や姉たちは気分が良いはずがありません。単にシンデレラを善玉として描くのではなく、立場の違いから来る確執であることが明確です。

特撮も秀逸で、ガラスの靴やカボチャの馬車が魔法で産み出されるところは、妙にリアル。とかげの表情がなんとも言えません。105分という適度な尺の長さではありますが、終盤などちょっと冗長な部分もあったので、もう少しシンプルにしてもよかったかなとは思います。