「宗教色を排除した映画化で、おもしろくなかった」というレビューが刷り込まれてしまい、あまり期待せずに見たのですが、思ったよりも宗教っぽさは残っていたし、原作の味わいも感じられて満足できました。批判的なレビューをしていた人は、よほど期待が大きかったのでしょうか？
ちょっと堅い言葉遣いをするイエスの声を演じた森山未來も、オカマのような柔らかい雰囲気を醸し出した星野源も、想定していたよりははるかによい出来。原作にプラスアルファの魅力を添えていたように感じました。星野源は、「タイガー＆ドラゴン」の林屋亭どんつく役に通じるような演技でしたね。
この作品は、イエスとブッダのコンビが休暇を立川で過ごしているという設定。立川は高校時代に通っていた街なので、懐かしさもあります。僕の記憶にある街並みとは、もうまるで違ってしまってはいるのですが…
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