最近の映画は上映時間が長すぎて、気軽にちょっと見ようというわけにいきませんよね。レンタルDVDやテレビ放送でも同様で、しっかり時間を確保して集中して見ようとしないと見られないのです。そんな中、アニメ系の作品は時間も手頃で、気合を入れなくても大丈夫な点がありがたく感じます。
「メリダとおそろしの森」はピクサー作品なので、登場キャラクターの表情も豊かで魅力的です。主人公メリダは、それほど大活躍というわけでもないし、派手なアクションがあるえあけでもないのに、見終わった後にはそれなりの充実感があるのが不思議です。母親に対する心の動きや自分の未来への思いなどが、巧みに描写されているからなのかなと思います。
吹き替えが素人っぽいと思っていたのですが、メリダの声は大島優子だったのですね。似合っていないわけではないし、全体的に抑えた雰囲気の作品の世界観を意識していたのかもしれません。最後のエピローグ部分で、魔女とのやり取りにオチがついたことには、思わず微笑んでしまいました。
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