【映画】宇宙兄弟

グアムに向かうJALの機内で見たのが、「宇宙兄弟」でした。話題作なので気にはしていましたが、原作も読んだことがないのでストーリーについてはまったく予備知識がなかったのです。ダメな兄とできる弟って、よくある設定ですよね。でも、それが二番煎じには思えないくらいに、よくできた作品だと思いました。

何と言っても見どころは、兄の六太(むった)を演じる小栗旬の演技でしょう。見た目は天然パーマの設定が強烈な三枚目キャラですが、細かい心理描写などをしっかりとこなしています。岡田将生は見せ場はあるものの存在感がやや薄めで、ホノカアボーイのときの演技の方が印象に残っています。麻生久美子ファンの僕としては、彼女のキャラの立たせ方には惚れ直してしまいます… 兄弟で宇宙飛行士という夢のある展開も、意外に現実感があってよかったと思います。

そしてカメオ出演している野口聡一さんは、いかにも素人臭い演技ですが、アポロ11号の乗員であり月にも着陸したバズ・オルドリンは貫禄の出来。さすがにすでに何作も同じように出演経験があるだけのことはありますね。気軽に見れる割にはテーマがしっかりしているので、見終わった後の充実感も大きいですよ。

http://www.spacebrothers-movie.com/index.html