まだ始めたばかりなのですが、PSPのアドベンチャーRPG「つくものがたり」は結構新しい基軸のゲームです。基本は学園物のドラマなのですが、そこに「陰陽師」のような世界観が組み込まれています。プレイヤーは、主人公を操作して会話の中から「言霊（ことだま）」を収集したり、学園の施設に取り付いた「憑代（よりしろ）」を撮影して手に入れたりしながら、それらを使って「付喪神（つくもがみ）」を召喚して「妖（あやかし）」と戦うバトルパートに続いてゆきます。
ただ、登場人物が多く、それぞれに明確なキャラ設定をしているので、ちょっとキャラが立ち過ぎている感は否めません。言い方を変えると「やり過ぎ」という感じで、シナリオに無理があるように見えてしまいます。ストーリーテラー的な役割の「アヤカ先生」と「クタベ」が重複している点も、面倒臭く感じられる部分ではあります。クタベの「～ありんす」という口調も、ありがち過ぎて新鮮味はないですね。
シナリオはやや冗長でも、台詞の中に「言霊」が含まれているので、それを意識しながら追うことでモチベーションが保てるのは、システムとしては良いですね。期待以上に楽しめそうな予感がしています。
http://www.cs.furyu.jp/tsukumono/index.html
