【ガリレオ】キャラが中途半端

フジの月9にしては割と地味目な前評判だったこのドラマですが、ストーリーの筋立てやキャスティングは悪くないように思います。ただ、「超」がつくほどの変人であるはずの福山雅治演じる湯川学准教授は、どこにでもいそうな学者という印象でした。第1話でキャラの立ちが不足していたら、結構致命的じゃないかと思うのですが、どうなんでしょう?

これは福山自体の問題ではなく、脚本と演出という制作サイドの問題ですね。柴咲コウ品川祐がいい味を出しているだけに、福山雅治もやりにくいのではないでしょうか。真矢みきは今回チョイ役でしたが、相変わらずの真矢で、演じているキャラの色が見えないのはいつもの通りです。話の流れや時間構成はよくできているだけに、主人公・湯川准教授の変人ぶりがどう際立ってくるのか、今後の演出に期待したいところですね。

なお、このドラマの音楽担当は福山雅治菅野祐悟のダブルクレジットになっていますが、安易なSEやどうでもいいBGMは使わず、耳障りもよくメロディアスな音楽が使われています。福山と柴咲のコラボ「KOH+」の主題歌「KISSして」と合わせて、こちらも注目です!

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