ローランギャロスの決勝は、エナンがあっさりピアースを下してしまった。明らかに一方的な展開で、地元ピアースは苦笑いするしかなかったほど。ショットももちろん力強かったけれど、僕が注目したのは下半身の安定でした。滑りやすいクレーコートのはずなのに、吸い付くようなフットワークでプレーしていたエナン。これでは、ピアースでなくてもなかなかつけ入る隙は見出せそうにない。
ピアースといえば、ゲームの合間に正面を向いたまま実に器用に目薬を差すのが、僕にとっては妙に印象的だったんだけど、さすがに今日の表情は哀愁を漂わせていました。エナンはすっかり自信に満ちた表情で、あまりにも対照的だよね。
実況の岩佐アナはWOWOWがUEFAチャンピオンズリーグを中継していた頃には、サッカーの実況もやっていた。だから、クライシュテルスのことをついクライフェルトって言っちゃったことは見逃してあげよう。それは、オランダ人のサッカー選手ですから(^^;