【外資の英語】数値信仰

アメリカ人は、ほんとにデータを重視します。もっと言えば、日本の年功社会で通用する「カンと経験」なんて彼らは信じないんだよね。数値として出てきて、はじめて納得するんです。僕の会社でも、よく"dashboard"とか"cockpit"なんていう仕組みがあって、用は自動車や飛行機の計器が並んでいる部分。指標となる数値を(その任にある人は)誰でも必要なときにアクセスできるようにするってわけ。この指標のことは"metric"と言います。複数で使う事が多いので、"matrix"と混同しやすいので要注意です。

数値を比較する際によく出てくる用語が"apple to apple"で、これは「リンゴとリンゴ」のように同じものを比べているか、全然違うもの同士を比較していないかということで、すでにコンサルの世界などでは日本語化して使われているようです。人事の世界で言えば、「基本給のみ」と「賞与込み」を比較していたとすると、"it is not apple to apple!"っていうことだね。