【銀座松屋】リサ・ラーソン展

イメージ 1

東京銀座の松屋で開催されているリサ・ラーソン展では、デザイナーでも北欧アーティストでもなく、陶芸家としたの彼女が表現されています。冒頭にある彼女の「生まれ変わったら日本で陶芸をしたい」というメッセージが頭に残ったこともありますが、土から形を作り上げる造形こそが彼女のモチベーションであり、表情や色彩は二の次なのではないかと感じたのです。

その意味で、あの愛らしいデフォルメされた動物の表情を捉え直すと「雑」にも見えてきます。ただ、だから価値が下がるのではなく、それでこそ立体の意味が増すということなのではないでしょうか。この展覧会を企画したのは友人の女性なのですが、彼女によればリサ・ラーソンの制作は
土をこねて作ることが基本で、アートピースと注文による製品のどちらも本物のリサ・ラーソンで、両方ともに手がけることで作家の中でバランスをはかっているとのことでした。

最近の展覧会は撮影エリアを設けていることも多いのですが、この展覧会は撮影不可。残念ですが、あの狭い会場で撮影エリアを設けたりするのは厳しいのでしょうね。物販エリアは充実しているので、買い物に時間を見込んでおかないと足りなくなってしまいそうです。