【恋におちたら】デジャ・ヴュ?

フランス語の"deja vu"は英語で言えば"already seen"、つまり「すでに見た=既視感」である。先週の展開は、イタリア人テノール歌手が契約に従わずに勝手に振る舞い、草彅剛演じる鈴木島男の純情さを見て自分の過ちに気付くというもの。そして今週は、契約上のミスを取り戻すために、取引先の社長の別荘に通いつめるんだけど、その社長宅のお手伝いさんと思われた女性が社長だったというオチ。なんとなく、使い古された展開だと思っていたけど、ふと気がついた。これ、「HOTEL」にありそうな脚本じゃない?

クソまじめな高島政伸がその一途な思いで回りを導いていくさまは、まさに鈴木島男にオーバーラップしてくる。それに、フロンティア社内で和久井映見松下奈緒をはじめとする「いつものメンバー」がツルんでいるのは、プラトンホテルでいつも同じメンバーが社員食堂にいるのと妙に似ている。この調子で、いつまでこんな新鮮味のないドラマが続いていくんだろうか? そういう視点でみてみると、かえって陳腐さがパロディのように見えてくるかもね・・・