【コパアメリカ】日本―ウルグアイ

Jリーグを中断しない日程で招集したメンバーで、本気のウルグアイ相手に2度先行して結果的にドロー。素晴らしい成果だと言える。大分サポーターとしては岩田智輝の代表初キャップがうれしかったが、ポジショニングでは十分機能していたと感じた。クロスの精度や空振りといったマイナス要素もあるものの、初キャップであることを考えれば上出来だ。途中交代は立田の高さを必要としたという理由なので、仕方ないところだろう。

DFを振り切ってGKのニアサイドを抜いた三好の1点目は、目を疑うくらいエクセレントだった。こぼれ球に詰めた2点目も見事で、今日のMVPは三好で決まりだ。問題は、植田がルイス・スアレスに献上したPK。確かに足の裏が当たってはいるが、どちらかといえばルイス・スアレスが植田の足めがけてシュートを振り抜いただけだ。あれでPKを取られてしまったら、ペナルティエリアでのシュートブロックは不可能になってしまう。

この試合で得た勝ち点1によって、エクアドルに勝てばノックアウトステージ進出の可能性が拓けた。もちろん勝たなければ始まらないのだが、実力で言えば十分戦える相手。上田の覚醒と久保の活躍があれば、どうにかなるだろう、岩田のオーバーラップと遠目からのシュートにも期待しよう。