【東京―大分】地力の差は歴然

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味の素スタジアムで東京ー大分戦を観戦した。大分としては戦術的にはやれることはやった感があるが、トラップやルーズボールの処理、パススピード、判断の速さといった個のスキルは差が歴然。もう一度、出直しということだろう。特にゲームメイクを担っている長谷川に顕著で、レベルの違いを感じさせられた。

島川がイエローカードの影響でしっかり守備に行けない状況だったので、ティティパンへの早めの交代は必然だった。後藤とティティパンを投入したタイミングで、松本を下げて4バックにした。これで岩田の前にスペースを作れたので、狙いとしては間違っていなかったのだと思う。

東京 3-1 大分(得点:橋本、久保2/オナイウ)

<GK>
高木  :4  ドローも狙えた終盤に痛恨のミス 

<DF>
岩田  :5.5 橋本のカウンターを遅らせた守備は秀逸も代表に向けて無理せず
鈴木  :5.5 やや甘さ目立った
庄司  :6  4バックで存在示す

<MF>
松本  :6  左サイドでスペース得る
島川  :5.5 イエローでしぶとさ消える
長谷川 :5  判断遅くパススピード足りない
星   :5  かなり前でプレーもボール収まらず

<FW>
小塚  :6  いいところに顔出す
藤本  :5  らしさ消された
オナイウ:6  1ゴールもトラップミス目立つ

<SUB>
ティティパン:5.5 連携弱い
後藤  :5.5 チャンスメイクも決定機に至らず
三竿  :6  崩す場面も

<監督>
片野坂 :6  戦術は及第点

僕が大分の試合を始めて見たのは、大分がJFLに昇格した1997年の開幕戦。西が丘での東京ガス戦だった。その後も大分ホームの別府野口原での大分ー東京の思い出もある中、J1での上位対決を目の当たりにして感無量だった。東京のユルネバに大分サポーターがチャントを被せたのは、気持ちはわかるものの残念な思いもあった。