【三菱一号館美術館】フィリップス・コレクション展

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フィリップス・コレクション展の印象は、それぞれの画家らしい画風が明確な作品が並んでいるということ。美術館によっては有名な画家の名前だけでラインナップされていることもあり、コレクションの方針は見ればわかってしまいます。パサデナノートン・サイモン美術館もそうですが、趣味の良さがコレクションに現れていますね。

フィリップスの嗜好は、パステル調の淡い華やかな色彩が調和をもってレイアウトされた作品なのだと感じます。だからこそ、カンディンスキーやモランディが並んでいるのは必然であり、ココシュカの作品もあるべくしてあるのでしょう。

なかなか見応えがある内容なので、会期末に向けて混み始める前に鑑賞することをお勧めします。