【WTAファイナルズ】大坂ーケルバー

ケルバーのディフェンス力に押し切られた試合だった。大坂なおみはファーストサーブが決まらない中で、それなりに粘っていたとは思う。しかし、勝負を分けたのは躊躇だった。ケルバーもミスが多かっただけに、勝つチャンスは大坂にもあったのだ。

では、躊躇とは何だったのか。それもまた、ケルバーのディフェンスだ。ドライブボレーを叩き込んでも返されてしまうことが続き、大坂は自信を失ってしまった。だから、ボレーで打てるところを迷ってしまい、結局ワンバウンドさせてから打った。ケルバーはその時間で大坂のショットを見切り、しっかりリターンを決めてきたのだ。この展開では、すでき勝負あったということだろう。

幸い、まだ準決勝に前日進むチャンスは残ったので期待はするが、それよりもこのハイレベルな駆け引きから大坂なおみが何を学ぶかが重要なのだ。会場の独特な雰囲気を体感でかたことと合わせ、来季へのモチベーションきしてもらいたい。